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国交樹立90年を記念 地唄舞を披露

2012年6月、日本とリトアニアの国交樹立90年を迎えるにあたり、文化交流を通して友好の輪を広げ、日本とリトアニアのゆるぎない友好関係を築くため、日本精神そのものを現し芸術性の高い、地唄舞の公演が開かれました。日本リトアニア友好協会のメンバーである花崎杜季女女史による全5回の公演は大盛況で、日本の文化をリトアニアのみなさんに伝える貴重な機会となりました。

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地唄舞は女性が育みそだてた日本では数少ない芸能であり、繊細な手先の動き、目線、肩の動きを肌で感じられる空間を大事にします。
上方の地の歌である地唄で舞われたことから「地唄舞」という名前がついており、関東に移ってきている今でも使われています。

現在は舞台で舞われることも多くなっていますが、本来は座敷で屏風を背にし、燭台の明かりで舞われていました。
地唄舞はストーリーが決まっていてそれを忠実に表すのではなく、舞手がその作品への自分の想いを伝えようと語りかけ、それに対して見者も自分の想いをそこに具現する、キャッチボールで作り上げていく芸能です。そのため、原則として一人立ち(ひとりで舞う)で行われます。

今回の公演では、雪をテーマにしたその名も「雪」、海の中の世界と地上界で繰り広げられる母子愛の物語「数珠取り」2曲が舞われ、「芦刈」「鶴の巣篭り」という自然界をテーマにした曲が演奏されました。能という男性芸能はリトアニア公演を行っておりますが、地唄舞とう女性芸能の公演は今回が初めてということです。

全5回の公演には年齢や性別を問わず多くの人が訪れ、公演によっては立ち見がでるほどの大盛況となりました。そのうち2回の公演の様子について、報告いたします。

6月20日 カウナス・カレッジ 芸術学部

芸術学部のオーディトリア(大教室)という正規の劇場ではない会場で行われたため、通所の舞台とは異なり、窓からの射光や照明の調整、舞台と観客席の区分けなど、苦労する場面もありました。しかし、現地スタッフの丁寧なアシスト、監督やカメラマンの創意工夫により、本番にはまとまりのある舞台が出来上がり、撮影も円滑に行うことができました。
当方の希望に沿い、芸術学部の学生の卒業制作作品であるガラスの屏風なども公演の際に使用させていただき、芸術学部とのコラボレーションという演出が可能になりました。
立ち見の人が続出するほどの大反響で、多くの方から絶賛の声と、会場スタッフから今後のコラボレーションのオファーをいただきました。

6月25日 ビリニュス大学 シアターホール

ビリニュス大学の総務部部長の方が中心となり、オーガナイズをしてくださりました。この公演では、リトアニアの少女合唱団『ugnele』と地唄舞のコラボレーションが特別に行われました。「このような2つの国の文化コラボレーションは素晴らしい」「とても面白かった」という好意的なコメントが多数寄せられました。当初、会場は1階席200名分の席を用意していましたが、同日朝にテレビやラジオで公演情報が流れたため、多くの人がこの公演について興味を持ち、急遽2階のバルコニー席まで解放する、ということになりました。

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リトアニア人の女子学生は「日本の精神が感じられると同時に、日本とリトアニアとのつながりも感じられました」と述べ、日本文化を体験する貴重な機会となったといえます。
今回の公演の成功を受け、多くの団体から再公演の声、将来的なパートナーシップの声が上がっています。

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リトアニア便り

リトアニアに在住されている鳴海深雪さんによる滞在記。
女性ならではの柔らかさと細やかさにあふれ、リトアニアでの日々の暮らしの生き生きとした息づかいが伝わってきます。

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